0歳から2歳の小さな子どもたちをお預かりする保育園でも、
3歳から5歳の子どもたちと学ぶ幼稚園でも、
「大好き、という気持ちを伝えたい。」
「一緒にいたいご両親のかわりにいっぱい抱きしめたい。」
「かけがえのない宝物。」
と子どもたちとの触れ合いを口々に語る先生たちがいます。
これは保育をするものとしてはあたりまえのことです。
でもウブントゥはそのあたりまえを
いつでも大切にしたいと 思っています。
「ウブントゥで先生をしていて、結婚して、子どもが生まれて。 自分の子も毎年出会う子たちもみんな宝物。 一緒にいられてよかった、嬉しい、ありがとうの気持ちでいっぱい!」
そんな声も聞こえてきます。
触れ合うこと、大好きという気持ち。
だから子どもたちの毎日の小さなあれこれを見つけ、
声をかけ合い 話し合い、
そこからきめ細やかな毎日が生まれるのです。
私は0〜2歳の小さな子どもたちを見ています。赤ちゃんや小さな子どもたちは大人の手助けがたくさん必要です。私たちももちろん細心の注意とプロの意識で小さな変化を見逃さないように心を込めてお世話をしています。でもここで先生をしていてわかったこと。
私たちは子どもたちに助けてもらっているんだということ。言葉を覚えたての小さな子たちが
“先生大丈夫?”なんて声をかけてくれたり、小さな手でトントンしてくれたり。その優しさにハッとします。私たちはお世話をしているのではなく、一緒に成長しているということ。日々、毎分ごとに前に進んでいく子どもたちの成長や限りない可能性に触れていられること。
ウブントゥの毎日には同じ日がないんです。
私は3~5歳の子どもたちを担当しています。自分の世界を広げたい好奇心と活発な行動力、でもちょっと甘えんぼさんが共存し、成長度合いも個人差がある時期。だからこそひとりひとりにきちんと向き合うことがとても大切です。だから悩むこともあります。この言い方はいいのかな?もっとできることはあるかな、なんて。でもそんな日常のこれってどうしよう?があればあるほど、心強いのは他の先生との会話です。私たちはみんなウブントゥという大きな屋根の下、共に学ぶ仲間だと感じられること。自分の悩みは他の先生にとってのアイディアになり、他の先生の気づきは園長先生にとっての新しい未来になり、子どもたちともっと大きく育つにはどうやったら楽しくやっていけるのだろうとポジティブに話し合える。ここで先生をして初めて本当の仲間に出会ったと思えました。
ありますよ!でもウブントゥの園舎に朝来て他の先生たちと声を掛け合った瞬間に忘れています。というのもウブントゥでは朝の時間に自分の思ったことや気づきを話すんですが、他の先生方の“いいね!”の笑顔と声を聞いただけで、今日も新しい1日が始まるワクワクで心がいっぱいになります。それは先生だけではないんです。子どもたちも同じ。子ども同士、いいことを褒め合い、できないことは励まし合う姿が見られます。ここでは子どもと先生というよりも一緒に学び合うという空気があるので、子どもたちからもらう“いいね!”に助けられることも。大人はついついマイナスに考えがちだと思うのです。でも子どもたちは真逆。本当にポジティブなエネルギーがいっぱい。それを大切に園内みんなで実践できている場所、それがウブントゥだと思うんです。だから自然とハッピーな人になり、週末になると月曜日が待ち遠しいと思えるんです。
そうですね、私はウブントゥ7年目ですが子育てしながら続けていますし、他にもそういう先生は少なくありません。両立、大変でしょう?ってよく言われるんですが、むしろ逆です。子どもの行事があっても先生同士助け合って調整できるから助かります。
実際自分の子育てに行き詰まることもあるのですが、ウブントゥにはママ先輩もいるので悩み相談することで解決できてしまいます。また自分の子育ての悩みって園児たちのママの悩みとの同じだったりしますよね。だからお母さまたちの気持ちも察することができますし、“先生、これってどうしたらいいでしょう?”なんてご相談いただけると一人のママとしても“わかる~!”と共感しつつ、先生という立場でもアドバイスできたり。ママになっても先生を続けていられて本当に良かったと思います。自分の子育てと保育は違いますか?って聞かれるんですが、私はつながっていると思います。たとえば朝の会でカードを使って子どもたちと一緒に学ぶ時間を持っているのですが、自宅でも“ウブントゥでこんなことやっているんだよ”なんて自分の子どもたちに紹介したり、また、自宅で子どもたちと接する中で気づいたことをウブントゥに来て先生方にお話ししたら“園でもやってみましょう”と言っていただけたり。ママになることって人生の中の大きなステップだと思うんです。ウブントゥではそういう人生の成長も含めて一緒に育てていける、それが魅力です。
ウブントゥでは規則ではなく、大切にしていることがあります。それは、“人を敬い、和を考え、自分がどうあるべきかを考えること”、すなわち道徳ですね。それは子どもも先生も学び続けています。ルールだからあれはダメこれはダメということではなく、何が大切なの?を考え続けること。自分のことだけでなく周りのことを思いやること。ありがとうの気持ちを忘れないこと。
園長先生もいつもおっしゃいますが、大人都合ではなく子ども都合でいたいんです。真剣に遊んだら泥だらけになることや気をつけたけど失敗して茶碗を割ってしまうこと。大人都合視点だとダメかもしれませんが、ウブントゥでは大丈夫。子どもたちにとっては毎日が学びであり、汚れることも失敗することも大切な学びのひとつなので、大人たちがそれをサポートすればいいだけです。でも挨拶することやありがとうということ、これは年齢関係なく大切なこと。やっていないと先生たちは子どもと視点を合わせてその意味をきちんと伝えます。人として何が大切かを分かち合う場所、それがウブントゥの良さだと思います。
私たちが子どもたちと触れ合う日常で大切にしていること。とにかく子ども目線でいることと自分が一番楽しむことです。先生自身のワクワクが子どもたちに伝わりますから。
失敗したり悩むことがあってもウブントゥではそれは次につながる大切な経験って言ってもらえるので、できないとは言わず、やってみようと思うことが大切です。」
「チームワークの良さが自慢のウブントゥです。でもそれは同じような人たちが集まっているからという意味ではなく、それぞれの良さを大切にするから。なので、ぜひ自分らしさを持っていてください。自分の引き出しを増やしておくこと。いろんな経験をしておくこと。趣味をいっぱい持っておくこと。自分らしさがチームの、そして子どもたちの役に立つという嬉しさを実感できると思います。」
「大切な子どもたちをお預かりする素晴らしい仕事です。責任を持って命を守る仕事。だからプロの意識が必要ですが、それと同じようにチームのコミュニケーションが大切なんです。どんな小さなことでも伝える、共有する、話し合うことを大切にする人を待ってます。」
「子どもたちは笑うのが大好き。ものの見方を変えること。笑わせる技を持つこと。やってみたいというワクワクを持つこと。でも大丈夫。ウブントゥの子どもたちや先生たちに囲まれたらみんなそうなっちゃいますから。